日本並みの生活レベルを望まなければ十分満足
リタイヤーした日本人や外国人がチェンマイで暮らす理由の一つは物価の安さです。
よく日本のメディアではタイの物価は日本の3分の1なので、悠々に暮らせると言っていますが、実際に暮らしてみると、そんな風には感じません。もちろん、クオリティさえ追求しなければ、2分の1くらいかなあと私は思ったりしています。
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私は3年くらいのステイヤーですが、10年前のチェンマイを知っている方たちに聞くと、1万円がそれこそ4000~5000バーツくらいの時もあったとか。今は1万円で2800バーツそこそこですし、バーツ高の円安は日本人にとっては痛手ですがでも、ランチに出かけても200バーツ(660円)ほどあれば、十分に食べることができるし、カフェでは香り高いコーヒーが60バーツ(200円)ほどでいただけるのでとても満足です。
タイの方ってどのくらい収入があるのだろう
そんなチェンマイ暮らしを楽しんでいる私ですが、じゃ、現地の方って、一体いくらくらいの収入で、暮らしておられるのかと興味も出てきたので少し調べてみました。多少の間違いがあるかもしれませんが、その点は悪しからず。
タイの平均年収は日本円にして、138~140万円。平均月収は11万円。あくまでも上位の職業についている方からの平均のようです。で一般的なタイの平均年収は115万円といったところのようですが、バンコク以外では農業、林業、飲食店などでの就労人口が多く、そんな方達のお給料は5000~15000バーツが基本とか。日本円で16500~49500円です。
ちなみにタイの最低賃金は2018年でバンコクでは1日325バーツと決まったようですので、1日325バーツとして(1072円)25日働いて7500~8000バーツ(26800~27000円)が最低賃金の月収のようです、、、
そして首都バンコクと東北部イサーン地方とか地域での賃金もかなり大きな差があるようです。
バンコク首都圏 44,000バーツ 南部 27,700バーツ 中部 25,800バーツ 北部 19.800バーツ 東北部 19,000バーツ
この数字を見るとバンコクと北部チェンマイでもかなり所得格差があるのがわかります。
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北部のチェンマイ では農業、林業、飲食店などの就労人口が多く、だいたい5000~15000バーツが基本になるとか、林業や農業は月収は6000バーツだそうです。
家族全員が、働いているようなので、十分とは言えないにしても、暮らしていけるのでしょう。タイでは月収が10000バーツ以下は貧乏で、中流はというと、1ヶ月15000バーツ(月に5万円)ほどという風に言われていますが、最近はチェンマイでもいい車に乗っている方を多くみるので、かなり多くの方が中流の暮らしをされているように見えます。
2016年のタイの格差は世界第3位
ロシア、インドに次いで世界第3位というレポートをみて愕然としました。相続税が無いに等しいタイでは、富や階級は半固定化していて、お金持ちは半永久的にお金持ちのままで、学歴、職種で大きな収入格差が生じているのも事実のようです。職業でもかなり所得の格差が見られるようです。
専門職
医師 51285 バーツ 歯科技工士 48359 バーツ 薬剤師 17389 バーツ 建築士 15756バーツ
製造業
ワーカー 12,000バーツ エンジニア 23500バーツ 中間管理職 50000バーツ
非製造業
スタッフ 21,750バーツ マネージャー 52,00バーツ 店鋪スタッフ 11,000バーツ
新卒1年目で約1,6万バーツ (53000円)だそうです。ちなみに日本人の平均年収は420万円で大卒の平均月収は20万。でもタイでは物価が安いので、給料が少なくとも、暮らしぶりは同じような気もします。
そして、所得が多い日本人はタイ人よりも豊かな気持ちで日々暮らしているのかという疑問。
幸福度からいうとタイは46位、日本は54位という2018年度のランキング報告が出ました。お金と所得だけでない要素が幸福度をあげるのかもしれませんね。
付録:Global Rich Listという面白いサイト
自分の手取り収入を入力すると、全世界で何番目かを教えてくれるサイトが出てきましたのでご紹介。
世界全体の比較なので貧困国も入ってます。下にスクロールすると時給も出してくれてます。まあ、年金暮らしの方にはあまり関係ないですが、、
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